2011.08.26 | |
株式会社翔栄通信 様 | |
●プロフィール | |
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当社は、テレビ電波障害対策施設、都市型ケーブルテレビ(CATV)施設、構内LAN、光ケーブルネットワーク施設の設計・施工・保守、監視カメラ(ITV)装置、セキュリティシステムの設置・メンテナンス、その他弱電設備の工事全般を事業としております。
-強みを教えて下さい。
民間会社のなかでも、高所作業車などの特殊車輌をはじめ測定器や機械を私共の規模で揃えている会社は少ないと思います。またCATV設計CADによる設計ができるということです。こちらも県内では少ないのではないかと思います。都心などを見ますと設計専門の会社もありますが、当社の場合、現場にも出て、設計もしています。現場の意見をダイレクトに設計に伝えられる。現場経験者が設計をしている。これは他社にはない強みだと思います。
今年は地上波デジタルへの完全移行がなされました。これまでは電波が飛んでくるところにマンションなどの遮蔽物があって映らなかった場合、共同アンテナと有線で配信していました。このような電波障害がデジタルに移行することでほとんどなくなりましたので、現在、不要となったアナログの施設の撤去工事が盛んに行われるようになりました。
-撤去工事においてプライバシーマークが必要だったということでしょうか。
はい、撤去工事においては、お客様の名簿をお預かりいたします。浜松においても相当数のアナログ施設がありますから、これらに比例した情報をお預かりするわけです。重要な情報ですから、間違っても外部に漏れるようなことがあってはなりません。工事は増えると予想していましたから、たとえ忙しくなっても、情報をきちんと管理できる体制づくり、そして情報を取り扱う社員の意識向上が最優先だと考えました。安心してまかしてもらえる体制をつくりたかったというのが取得のきっかけです。
以前お世話になった行政書士事務所から紹介です。信頼をしている先生からのご紹介でしたので、お願いすることは決めていました。
正直な感想を言いますと、もう少し厳しくご指導をしていただいてもよかったのかなと思います(笑)。私達のことを尊重しながらすすめて頂いたこともあって、雰囲気よく活動できたのですが、審査の時にコンサルタント内容と審査内容に温度差を感じました。ですから、それまでの活動を振り返って、コンサルタントさんにはもっと突っ込んで言ってくれていればという部分も感じました。ただその事で悪い印象というのは全くありません。
-コンサルタントの想定より審査のレベルがより厳しかったということでしょうか。
はい、厳しかったです。審査では、最初にしっかりやっておけば後で楽になれるからということで細部に亘ってご指導をいただきました。厳しかった分、私達もいろいろと勉強をさせていただきました。
-今回は、Eメールコンサルでご支援させていただきました。どのような感想をお持ちになりましたか。
はい、レスポンスが良かったと思います。わからないところがあるとメールを送って、すぐ回答をいただいていました。自分達が理解できるまで丁寧に教えていただきました。
-Eメールのやりとりでは、相手の顔が見えないわけですが、不自由は感じませんでしたか。
そうですね、メールだけでは伝わらない部分もありますから、直接電話をすることもありました。わからない事は、メールの他に電話もしていたので、そこにストレスを感じることはありませんでした。
事務所のレイアウトを変えたり、カメラの設置、入退出の管理などセキュリティ部分に関してはかなり強化されたと思います。一方で、社員全員が情報セキュリティについて認識しないといけない。その為に教育をしなさいという部分は大きかったと思います。認識のあまい部分は、最後の最後まで再教育をしました。結果、メールの添付資料には個人情報の有無に関係なくパスワードをつける、書棚にはカギをかけるなど、ほんのちょっとしたことかもしれませんが、全員が個人情報を絶対に外に漏らしてはダメだということを念頭において行動するようになりました。
-意識の持ち方が変わったということでしょうか。
はい、意識は変わりました。少なくとも、個人情報を預かる人間にとっては、意識はかなり変わったと思います。
プライバシーマークを取得しているということで、何よりお客様がご安心をしていただくことが一番だと思っています。そして社内においては、社員の情報セキュリティの意識向上に活かしていきたいと思っています。今はまだ私達の業界では少ないかもしれませんが、これからはプライバシーマークを持っていて当たり前という時代になってくると思います。そういった時代になっても恥ずかしくない仕事、そして社員の育成にこれからも取組んでいきたいと思っています。