2011.04.15 | |
中根製茶株式会社 様 | |
●プロフィール | |
|
荒茶の加工と販売を行っています。販売は、直販が約1割、ギフト関係、お茶専門店向け、OEM製造がそれぞれ約3割という内訳です。
当社は、地元の農家さんから良質な茶葉を仕入れており、それが商品の品質での強みとなっています。また、最終梱包まで可能な設備を有するなど製造設備が豊富であること、それに加えアイデア商品があることも、当社の強みです。
「会社として品質にどう向き合っていくか」、それを考え直していきたかった。そのための、社員の意識向上、社内の体制・仕組みづくりをしていきたかったので、ISO9001の認証を決意しました。とくに社員たちには、「こうしたらお客様に喜んでもらえるのではないか」というお客様視点から、製造の工程で高付加価値を付けていけるようになってもらいたいと考えていました。 食品関連ではISO22000もあり迷いましたが、「品質を考えていくシステムを構築しよう」ということで、ISO9001としました。
コンサルタントの浅田さんは、衛生管理者養成の講師をしていたので、以前から知っていました。それで静岡県庁からの紹介も受け、4社の中から決定しました。
浅田さんは、分かりやすく、的確な指導をしてくれました。
社員の意識向上を図っていくため、若い社員を事務局の中心としたかったのですが、現場との両立も難しく、私の方で進めました。それでも、この若い社員が、品質に対して自己満足ではなく、お客様の視点からの作り込みができるようになり、成長したなと感じています。物事のインプットについても、自分なりに整理し、順序立てて考えられるようになってきたと思います。次回の更新の時には、彼に中心になって進めてもらえるようにしていきたいです。
まだ、マニュアル・規定と現場が離れていると思いますので、例えばクレームが発生した際の流れなど、マニュアル・規定を現場に溶け込ませていきたいと思います。並行して、品質方針を落とし込んでいきたい。品質方針は、これまでも繰り返し社員に伝えてきましたので、考え方は伝わっていると思います。そこからの具体的な落とし込みが、今後の課題だと考えています。その後、改善対策などの案が社員から出てくるようになっていくことを期待しています。