2007.11.14 | |
有限会社三ッ安製作所 様 | |
●プロフィール | |
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四輪二輪のトランスミッションギアの切削加工、また、パワートレイン(駆動系)部品を加工するための特殊切削工具の設計及び製作を行っております。創業は1967年10月、1969年6月に法人化いたしました。従業員は現在18名おります。
切削加工においては、複雑な部品を長年作ってきた経験から、いわば、かゆい所に手が届くような加工技術を身につけて参りました。特に大手メーカーと取り引きしてきたため、各社の技術が集まっているという強みもございます。また、部品の量産でQCDに心がけていることが、工具の製作に活かされ、工具の製作で培った技術が部品製作にも活かされ、相乗効果を生んでおります。
取引先からの要求は特にありませんでしたが、世相を考慮して、2~3年前から取得を検討しておりました。とりわけ、工具を、インド、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、ブラジル等、外国向けに作ることが多くなり、今のところはありませんが、万が一トラブルが発生した場合には記録をさかのぼる必要が出て参ります。そのためにも、ISOは有効だと考えました。
従業員の品質意識が向上いたしました。また、もちろん今までもやってきたことですが、ISO認証活動を通して、5S、設備メンテナンス、生産計画等に対する認識も強化されました。何よりも、ISO活動をスタートする際、現場が受け入れてくれて、全社で一丸となって取り組めたことが喜びでした。
あえて言えば、元々ものを書くことが苦手な者が多いため、記録をつける等の書類作業にすぐには慣れませんでした。それでも、職場は従業員みんなで守るものです。
また、規律、つまり、決められたことを守るという習慣です。
従業員全員のレベルを揃えるため、勉強してスキルアップしてもらうことです。かつでは五感で行っていた作業も今では自動化されておりますが、手動でなければできないこともございます。若い従業員には、言うだけではなくて自分がやって見せるなどして、心を開くような仕方で教えるよう心がけております。また、技術面の向上だけでなく、地域社会で認められるような会社になることを目指して、努力して参りたいと思います。