ブロー成形と工作機械の製作を行っております。内訳といたしましては、８割が自動車部品で、あとはバスタブ等の住宅関係です。創業は５～６年前で、現在の今泉工場にて従業員１０名程度からスタートいたしました。おととしの９～１０月に蓼原に工場を増設し、こちらに本社を移しました。従業員は現在、本社に４７～４８名、今泉工場に１１～１２名おります。２００６年５月にＩＳＯのキックオフをいたしました。
インジェクション（射出成形）はよくあるのですが、弊社のようにブロー成形技術を持っているところはあまりございません。ブロー成形というのは、名前の通り、金型に樹脂を流し込んで、エアーを入れて膨らませる工法で、ペットボトル等にも用いられております。これには、金型の単価が安いというメリットがございます。この技術により、本社では自動車のデッキボード、今泉工場では、ウォッシャー液やブレーキフルードのタンク、またダクト等を製作しております。

まずは、取引先の要請がございました。また、社内ルールがなかったため、そういったものも整えなければならないと思っておりました。最初は３年後くらいを予定しておりましたが、話し合いの結果、早目に取り組むことにいたしました。

弊社では、核として専門技術者に加えてＩＳＯ経験者もおり、その他は作業員で人数を補っておりますが、ＩＳＯがあるおかげで、新しく入った者にも説明しやすく、理解してもらいやすくなりました。親会社の取引先の中では２番目に取得できたようで、良い評価が得られたと思います。

特に思い当たりません。ただ、私個人といたしましては、以前全く別の業種で働いていたこともあり、最初は何も分からず苦労いたしましたので、これからぜひＩＳＯを活かしたいという気持ちがございます。初めの１～２年が肝心ですので、早いうちに社全体に浸透させて行きたい所存です。

今後ともＩＳＯを活用してより良い仕事をし、ブロー成形という柱を強化して参りたいと思います。