2007.03.28 | |
特別擁護老人ホーム 湖西白萩 様 | |
●プロフィール | |
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特別擁護老人ホーム(定員80名)、ショートステイ(定員20名)、デイサービスセンター(定員25名)を運営しており、介護などの日常生活上のお世話、機能訓練、健康管理等をさせていただいております。また、全室個室(洗面所・収納付)、少人数のグループ(1ユニット10人)で生活していただくことにより、落ち着いた暮らしを支援しております。法人自体の創業は1954年ですが、当施設は2007年4月に開設したばかりです。
私共は、スマイルコミュニケーションという理念のもと、笑顔や思いやり、利用者様のお話しを聞くことに心がけ、サービスを提供しております。その点でも、施設長自身の姿勢が大切だと思います。例えば、トップが挨拶をしないと、下にも影響が及ぶものです。普段からエレベーターを使わずにあえて階段を使ってスタッフに挨拶して回ったり、事あるごとに「みんなのおかげで~できた」と言ったりして、良い関係を保つようにしております。また、以前務めていた広告代理店での経験を活かして、より良い人財が自然に集まるような体制づくりをすると共に、人手不足により利用者様に不便をかけることのないよう、日本で唯一のシステムを採用して、いつでも人員を整えております。
設備面では、利用者様だけでなく家族の方々にも楽しく過ごしていただけるよう液晶テレビを設置したり、炊きたてのお米でおいしい食事を楽しんでいただけるよう、各ユニットに炊飯ジャーを設置したりしております。また、オムツセンサーを試験的に活用しており、迅速な対応が可能です。さらに、環境保護対策として、建物の屋上には270枚のソーラーパネル(50kw)を設置しており、年間CO2排出量約35,000kgの削減に取り組むだけでなく、電力の一部を中部電力に売って、経費削減にも役立てております。
利用者様は長い経験を積んでおられるので、私共のことは言葉や表情や態度などで簡単に見抜かれてしまうと思います。利用者様に「ここに来て良かった」と思っていただきたい、もっと言えば、最後に「ありがとう」と言われることが私共の最大の喜びです。そのためには、食事をする時も、入浴の際にも、いつでもやさしく声をかけたり、時にはなだめたりする必要があります。ですから、接遇マナーは介護サービスの基本だと言えます。必要不可欠なものです。
例えば、挨拶を例に取ると、それは時に照れくさいものですが、自然に大きな声でできるようになりました。ある人たちは家庭内でもできていなかったようですが、ここで改善されました。簡単なことのようですが、大きな変化です。身内からのアドバイスは聞き入れにくいこともありますが、外部の方に来ていただいて、体系的に教えていただいたので、そういう面でも、とても良かったと思います。
より良い人財を集めるため、引き続き学校説明会等を積極的に開いて参りたいと思います。避難訓練、防災訓練等を通して災害に備えることも大切ですし、また、ISO教育、幹部社員教育、目標管理教育等を実施して、経営感覚を持った核となる職員も育てていきたいと思っております。