2003.7.31 | |
愛知東農業協同組合 様 | |
●プロフィール | |
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●御社の事業内容について教えてください。
主に農作物の栽培、生産、出荷を行っています。ISOの適用範囲は、トマト農家、および選果場、花(か)き農家です。肉牛農家は現在活動中です。
平成14年にJA愛知東とJAやまびこが合併し、8市町村を管轄するようになりました。面積では愛知県の20%を占めています。現在、標高差を活かした、"少量他品目・周年出荷体制の構築"を進めています。つまり、ある作物を効率よく、比較的長い期間に渡って供給できるということです。
●ISO14001に取り組んだ理由はなんですか?
(「環境への配慮をアピールしたい」という、総務課長と常務の意向があって活動を始めました。)私は、担当していた以前の課長から仕事を引き継ぎました。トップダウンによる管理は、JAにとって良いシステムになると思いました。(かっこ内は弊社による追記。)
●ISO14001を取得して良かったことを教えてください。
PDCAサイクルをうまく回していくことは、農家だけでなく、JA職員にとっても良い勉強になります。5Sを含め、活動に取り組んだ農家は雰囲気がガラっと変わりました。内部監査の効果もあって、ムダがなくなり、目標を持って仕事ができるようになりました。
●ISO14001構築にあたって、何か克服しなければならない問題がありましたか?
やはり、審査等、費用面でのプレッシャーがあります。JAはサイトが広すぎます。また、日常業務の合間に作業しているため、どうしても片手間になりがちですね。
●今後はどんなことを目標にしておられますか?
PDCAのCAの部分を、全職員(指導者)にもっと理解してもらいたいと思います。 ISOは、企業同士、行政との関わりにおいては分かりやすいものかも知れませんが、一般の人にはまだまだ周知度が低いと思います。コンサル会社、審査機関の方々が何らかの方法で、もっと環境に対する考え方をアピールして行かれるのはいかがでしょうか。