ものを大切に!?

 自分が小さい頃、「ものを大切にしなさい」と、家庭でも、そして学校でもよく言われた。しかし、最近、「リサイクル、リユース、リデュース」などの言葉はよく耳にするが、「ものを大切に」という言葉があまり聞かれなくなった。

 もの余りといわれる時代、「ものを大切にする」という考え方は不要なのか、と考えてしまうことがある。

 日常生活を振り返ると、「ものを大切にする」と考えにくい環境にある。

 まず、簡単にものが手に入るようになった。「100円ショップ」が登場したことなどが大きな要因でもあると思うが、格安で様々なものを購入することができるようになった。

 子どもを取り囲む環境をみると、その傾向はさらに色濃い。外食をすると、「お子様ランチ」には必ずおもちゃが付いてくる。そのおもちゃは、すぐにでも壊れてしまいそうなものが多く、「このおもちゃを大切にしくちゃいけない。」とも言いにくい。それに加え、少子化で、家族や親戚からプレゼントをもらう機会が多い。気が付くと、回りにおもちゃが溢れている。(我が家の息子などは「おもちゃは、もう要らない」というくらい。)

 「ものづくり立国」を提唱する日本で、このような環境が良いものか考えさせられる。“もの”の大切さを感じ、それがどのように作られるかを知ることなど必要ではないか。自ら作る楽しさ、大変さを実感することも必要だ。

 日本の、そして世界の将来が物心とも豊かなものとしていくには、今一度、「ものを大切に」という考え方を見直すことが必要ではないか。


≪ トップページへ戻る
≪ トピックスメニューへ戻る