例年に比べ、今年は梅雨明けが早いようです。先日、遠州灘から白南風が吹き、近所の蓮畑に蓮華が咲きました。地球温暖化の折、このまま事態が深刻化すると季節も危ういと聞きますが、今年も蓮の花に夏の到来を教えられました。
季節は巡るのです。思い出されたい、私たちは一回限りの人生において、繰り返し巡るこの季節というものに永遠を見出したのです。生から死へ、人生の一回性と変わらず巡り来る季節の巡回性、その狭間で夢のように咲く蓮の花に魂の循環性を見たのでしょうか、仏教では釈尊が瞑想する蓮華の絵が描かれています。落合遺跡から発見され、2000年を経て発芽した大賀蓮。中尊寺金色堂須弥壇から発見され、800年を経て発芽した中尊寺蓮。その生命力もさることながら、泥の中で咲き誇る清らかな蓮の花を例えてそういうように、自分の不遇を嘆きたくなった時には思い出してみるといいかもしれません。
「泥より出でて、泥に染まらず」
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