12月に入り急に冬らしい寒さが続き、富士山も雪を頂いている景色がこのところ続いています。このコラムを読んでいる方で、昔或いは子供の頃に比べて夏は暑くなった、冬は寒くなくなったと、自然環境、季節等が変わったと感じている方はいるでしょうか?変わっていない、そう言われればそうかもしれない、判らない、感じ方は様々かもしれません。
静岡駅から徒歩12〜13分の場所に静岡県庁があり、ここは、徳川家康が建てたといわれる駿府城の中にあります。私の子供の頃は、この駿府城跡、駿府公園が遊ぶ場所の一つでした。夏は堀の魚を釣り、冬もこの堀で遊んだものでした。冬の遊び方の一つとして、堀の日陰の部分に一面に張った氷の上を、スケートの真似事をして滑って楽しむことでした。当時1月を過ぎた最も寒い頃には、張った氷は子供が乗っても割れない程度の厚さになっていました。今と違い当時、子供たちは集団で遊ぶことが一般的で、このスケート遊びももちろん集団で楽しむわけです。割れない程度といっても氷の厚さには幾分ばらつきがあること、日が当りやすい場所は薄いことがありますから特に岸から離れた場所まで出て行くには注意が必要です。しかし子供たちの小さな冒険心は、岸からより遠くまで行くことをかきたてます。そこで先発隊が安全を確かめながら、より遠くを目指し、安全であれば後発グループを呼び進んでいきます。ところが、前述のように氷の厚さにはばらつきがありますから、後発グループの誰かしらが薄い氷の部分を踏んで、“ドボン!”と堀にはまり、ずぶぬれになることもよくあったものです。
この1〜2年の間で、冬の季節にこの場所を通ることがあります。しかし氷が張っているところをめったに見ることがなく、張っていたとしてもごく薄い氷で、子供であってもとても乗れるよう厚さではありません。
こんな話をすると、皆さんの中でも、そういえば氷の張る日が少なくなった、氷が張っても薄いと思う方が何人かいるのではないかと思います。
ここでよく言われている“地球温暖化”について触れたいと思います。良く耳にする言葉が「温室効果ガス」といわれるもので、二酸化炭素、フロンガスがその主なものです。これらのガスは、赤外線、言い換えると熱エネルギーを吸収する性質をもっています。これらのガスは、太陽からの日射エネルギーで地球を暖めた後、赤外光として宇宙へ放出されますが、これらのガスが熱を吸収する為地球の表面を暖めることになります。では、どうして温室効果ガスが増えるのかというと、エネルギーの消費が増加しているからです。もっと具体的に言えば、発電のための石炭などの燃焼、自動車、家庭での石油ファンヒータの使用等によるエネルギー消費となります。
IPCC報告では、このまま何も対策をしないと仮定すると、2100年には地球の平均気温は現在よりも6度上昇するというデータが出ています。仮に平均気温が2〜3度上昇すると海水の熱膨張により海面が上昇し、例えば東京湾岸の都市のうち、川崎市、市川市、船橋市、草加市などが海没するといわれています。
ウォームビズではありませんが、まず自分たちの身近なところから省エネルギーを始めたらどうでしょうか。
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