あなたの心と体は大丈夫?
〜仕事を持つ人のメンタルヘルスについて〜

【誰もがストレスを抱える現代社会】

 科学の進歩により私たちは便利さを手に入れましたが、一方で多くのストレスを抱えることになりました。というのも人間の脳はそれほど進化してないにもかかわらず、たとえば情報化社会の波はものすごい勢いで私たちの生活の中に浸透しています。それに伴って人間関係は希薄になり、ゆっくりじっくり考える時間もなくなっています。TVでは健康番組が流行り、「スローライフ」という言葉がもてはやされるというのも、それだけ現代に生きる私たちが疲れ果てていることの証なのでしょう。

【心と身体の密接な関係】

 私たちの心はどこにあるのか?それは脳です。感覚器官から入った情報が脳に到達して、そこで思考したり感情を抱いたり、行動したりするのです。ですからストレスを受けた場合は、その対処のために役立つホルモンが脳から出されます。そのため最初のうちはストレスへの対抗のため元気になって活力が湧いた感じすらありますが、それが長引くと、心身はボロボロとなります。免疫機能が落ちて病気になったり、うつ病などの心の病気を生みます。つまり脳が疲れると、身体にも症状が現れるのです。

【自分のストレス度を見つける】

 常にストレスにさらされている毎日と考えてもいいと思いますが、どこまでが自分の限界なのかなかなかわかりません。そこで自分のストレス度をチェックすることが大事になります。それは簡単な方法でいいのです。自分が毎日の日課のようにしていることを目安にします。定点観測のようなものと思ってください。たとえば新聞を読んだり、犬の散歩だったり、晩酌の量だったり・・・とその人それぞれでいいのです。それができなくなったり、量が増えたり減ったりしたら、それは心の余裕がなくなりつつあることかもしれないと思ってください。それは心や身体のSOSです。そこで一息入れましょう、ちょっと休暇でも取りましょう。

【ストレス解消のヒントは五感を刺激すること】

 私たちは危機にさらされると、身体も脳もスイッチオンの状態になり戦闘モードになります。これをスイッチオフの状態にするには、「気持ちいい」こと、すなわちリラクゼーションすることです。皆さんもマッサージをしたり、温泉に入るとゆったりとした気分になりますよね。それは身体から緊張が解けてストレス状態が開放されたことです。それともうひとつ大切なことは、現代の情報化社会の中では、視覚や聴覚ばかりが刺激にさらされています。私たちはストレスに対応するためには脳を柔軟的にそして活性化することなのです。それには常に目や耳だけではなくて味覚や触覚、嗅覚を意識的に使うことです。ものを見たときその感触はどうだったか、その香りは?その味わいを楽しむことをしていくと自然に周りのものが柔らかく感じられるようになるのです。そこにストレス解消の秘密が実はあるように思います。

寄稿


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