第18回 「日本サッカー育ての親」 (2002年8月)
ワールドカップが終了し、決勝トーナメントに進出した日本イレブンに感動した余韻は残しておきたいものですが、生活リズムも正常化して徐々に薄れている近頃です。ワールドカップ中の新聞の中でとても良いと感じた記事を、今回は紹介したいと思います。
2002年6月19日の日経新聞の夕刊に掲載されていたものですが、「熱血指導なお健在」というタイトルのなかでドイツのデットマール・クラマー氏が紹介されていました。
同氏は、1960年代初頭、日本サッカー協会の懇願して来日された方です。64年東京五輪を控えた日本代表を基本から徹底的に鍛え上げ、68年メキシコ五輪銅メダルの礎を築いた伝説の指導者です。
クラマーさんが日本代表の強化に携わっていた時に、基本技術、戦術の習得と共に力点を置いたのが実は「ヤマトダマシイ」だったそうです。また、クラマーさんは、「サッカーとは人生と同じ。小さな努力を積み重ねてこそ大きな仕事もなせる。できる・できないではなく、なすのか・なさないのかということ。目や耳や筋力それ自体に意志はない。見えるように、聞こえるように、動くように指示を出すのはすべてブレイン(脳)。あきらめたり、限界を設定するのもブレイン。良い選手になろうと思ったら、ブレインをまずしっかりとさせなければ」と語っています。
全英オープンに5位に入った丸山選手もルーチン(方向を定めてから、スイングが終わるまで)が早くなったためにスコア−を落としたと言っていました。
頭脳を鍛えて、繰り返し繰り返し習慣になるほど練習して身体が覚え込むようにする。これはすべてのことに通じると思います。
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