第11回 「パン食い競争」 (2001年12月)
名刺を勘定しますと年間300人以上の今まで知らなかった人たちと出会っていることになります。新しく知り合った方々、クライアント先の方々、友人、その他知り合い等多くの方々を見て近頃感じることがありました。
近頃、寒くなってきましたが寝具が買えない人は別として多くの人が寒くなったことに対応して布団を一枚多くしたり、毛布或いは電気毛布を使ったりしていると思います。また、部屋にはストーブを焚いたり、エアコンをつけたりします。つまり、寒くなってきたことで自分がおかれている環境が変化(近頃は、寒くなってきた)するのですから当然なんらかの手を打って対応するはずです。あたりまえのことですよね。
ところが、人生の競争(私は他者と比較するのではなく自分の能力をできる限り発揮する競争と思っています)では、上記の当たり前のことをやっている人が実に少ない気がします。良く言われる20:80の原則のとおりだと思います。寂しいかぎりです。
人生の競争をパン食い競争にたとえ、人を大きく分けますと3つに分類できるのではないかと思います。成功グループは、パン食い競争においてジャンプしても何をしても届かない場合には、台を持ってきたり、梯子を用意したり、あるいは人の協力(肩車のように人に台になってもらう等)得て、なにがなんでもパンを取ろうと思いますし、取ります。
無関心グループは、パンをとらなくてはいけないというルールを知らない,無視する、またはパンのおいしさを知らないためにパンの吊るしてあるところをそのまま通り過ぎてしまいます。評論家グループは、パンを取るぞと意気込んで背伸びしたり,ジャンプしますが届かないことが分かり取ることをあきらめます。そして、届かない位置にパンがあるのはおかしいとか本当はパンなど欲しくはないとかあんなパンはどうせ取ってもおいしくないとかパンの下で言い訳をしています。
何が成功かは自分が人生をかけて本当にやりたいことが実現できた時ですから人とは全く尺度が違いますし、他人には関係のないことです。ただ、亀のような歩みでもかまいませんからその実現に向かって生きていくことが大切だと思います。ただ、そのような人生の目的が明確でない方はそれを探すのが先決ですね。
人生目的は、それほど遠いところにありません。幸せの青い鳥は、自分の心の中にいるように。得意なこと相手が喜んでくれたことひょんなきっかけで得したことなど自分の生きてきた意味を棚卸すれば見付ける事ができるかもしれません。
少し早いですが、良いお年をお迎え下さいませ。
|