社長のコラム

第10回 (2001年10月)

いろいろな会社様を訪問するとそれぞれの社長様がやっている仕事が異なるということに気が付きます。当然、それぞれ置かれている状況等が違うのだから当たり前だと言うことになるかもしれませんがある社長様は経営方針や経営計画を立案し、しっかりと社内展開しており、傍から見ているとなんとなくゆとりがあるような感じです。

 一方の社長様は現場を隈なく見て廻り、その場でいろいろと責任者や一般社員に指示をしていますが忙しそうでバタバタしている感じがします。どちらの会社が利益を上げているかというとたいていは前者です。どうしてなんでしょうか?

 私は、前者の社長様の方がより付加価値の高い仕事をしているからだと思います。よく優先順位の付け方を見るとその人の能力がわかると言われています。より重要な事項を優先させて実行してきた結果が長年の蓄積により会社の成績を変化させてきたのだと思います。

 管理のグレシャムの法則の通り日常業務は管理業務を駆逐しいつも日常業務的なことに追われ社長してやらなければならないことが疎かになってしまいます。どこかでその悪循環の鎖を断たなくてはならないのではないでしょうか。ご自分がよほど意識をして取り組んでいかなけれなならない大きな課題です。

 まずは、ご自分でしている仕事を棚卸してどの仕事が将来付加価値を生むものになるのか、お客様に指示されるようになるのか、上顧客を増やすことが出来るのかという視点から優先順位をつけてみたらいかがでしょうか?その優先順位をつけたら極力その優先順位に従がって日々実行してみてください。

 なお、重要項目は決してて忘れないように紙に書いておくことをお勧めいたします。

 経営成績の悪い会社の多くは従業員のせいにします。私が見るところほとんどは社長に起因しています。会社を変えたいなら従業員が変わる浅はかな願いに希望を持つよりもコントロールができるご自分がまず変わることが大切だと思います。

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