生産者から経営者へ

【経営とは何か?】

 国語辞典(角川)によると、経営とは、「@構えつくること、A事業を営むこと」です。経営学的に言うと、「経営理念 ※1 に基づいて、経営目的を効果的に達成し、ゴーインク・コンサーン ※2 として存在するための統一的な活動」です。

 事業経営に必要不可欠な要素とは何でしょうか。経営者は内外に多くの利害関係者を有しています。また、それらは一見無関係と思われるところまで広がって存在しています。事業を経営することは、自体の成長にとどまらず、利害関係者全体の満足を達成するための活動と言えます。

 次いで、同じ辞書によれば、管理とは、「@事務・物品を管轄処理すること、とりしまり、支配」、また、「A作物の手入れをすること」となっています。英語ではマネジメント(magagement)と言いますが、経営学的には、与えられた目標をどのようにして達成するかを計画し(Plan)、実行し(Do)、結果を計画と対比し(Check)、処置をとる(Act)一連の行為を言います。PDCAの繰り返し、すなわち管理サークルにより、目標が達成されます。


【もっと具体的に言うと・・・】

 経営者は、下記のように、「社会経済の一構成員として経営を管理していかなければならない」と言えます。

 @経営:成長や成功を目指して、企業を取り巻く環境に対応した企業の方向性を決め、経営戦略を策定する

 A経営管理:経営戦略に基づいて、経営の仕組みづくりや新技術の導入、販売方法の開発等によって、全体を効率的に活動させる

 B業務管理:機能的な現場の活動(業務)をコントロールする


※1 事業を継続していくための基本的なよりどころであり、企業がどのように意思決定し、行動していくかを示す指針。経営理念は、社是、社訓として表現される。経営哲学(マネジメント・フィロソフィー)とも言われる。また最近は、経営理念とは別に、より具体的なよりどころとして行動指針を設定している企業も多い。

※2 継続組織体を意味する。企業目的を利潤極大化にあるとする考え方を批判し、企業の存続・成長を最上位の目的とする考え方である。企業は単に利益を追求するのではなく、従業員や消費者、株主などの利害関係者(ステークホルダー)のために、企業の継続性を求め、社会的責任を遂行することが求められている。

主催:静岡県中遠農林事務所様


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